ワィンストン・セ・アウン博士(Dr. Winston Set Aung)は、現在、日本貿易振興機構アジア経済研究所(IDE-JETRO)上席研究員、京都大学東南アジア地域研究研究所(CSEAS)連携教授、ならびにスウェーデンの安全保障開発政策研究所(Institute for Security and Development Policy: ISDP)非常勤上席研究員を務めています。
セット・アウン博士は、これまでミャンマー政府において、計画・財務副大臣、ミャンマー中央銀行副総裁、国家計画・経済開発副大臣、大統領経済顧問など、複数の政府要職を歴任しました。また、以下をはじめとする国家レベルの重要な役職も務めました。
ティラワ経済特区およびチャウピュー経済特区の両管理委員会委員長
国家顧問ドー・アウン・サン・スー・チー氏が議長を務める開発援助調整ユニット(Development Assistance Coordination Unit: DACU)事務局長
同じくドー・アウン・サン・スー・チー氏が議長を務める国家経済調整委員会(National Economic Coordination Committee: NECC)委員
ミャンマー副大統領が議長を務めるマネーロンダリング及びテロ資金供与対策運営委員会の事務局長
ミャンマー投資委員会(Myanmar Investment Commission: MIC)委員
これらの職務を2021年2月1日まで務めました。
公職に就く以前は、民間部門でも幅広い経験を積みました。Asia Development Research Co., Ltd.およびAsia Language and Business Academy Co., Ltd.を共同設立し、取締役を務めたほか、金融・エネルギー分野の多国籍企業であるLazard、Deutsche Bank、Peregrine、Shellなどで勤務し、豊富な国際経験を培いました。
学歴としては、ミャンマーで学士号およびMBAを取得した後、スコットランドで銀行・金融学の修士号、ロンドンで投資運用学の修士号を取得しました。また、日本の慶應義塾大学にて博士号を取得しています。
研究活動においては、経済開発、社会政策、制度改革を中心に、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、マレーシア、バングラデシュ、スウェーデン、日本などを対象とした数多くの国際・地域共同研究プロジェクトに携わってきました。これまでに、10か国以上において40件を超える国際・地域レベルの経済・社会研究プロジェクトの実施に貢献しています。
また、シンガポールのISEAS–Yusof Ishak Institute、日本の東京大学、スウェーデンのInstitute for Security and Development Policy(ISDP)、バンコクのチュラロンコン大学、コンケンのMekong Institute、Stockholm Environment Institute – Asia、フランスの**Research Institute on Contemporary Southeast Asia(IRASEC)**など、主要な学術・政策研究機関との共同研究を通じて、多数の研究論文を執筆・発表しています。